ソリューショングループのHiroです、こんにちは。

本日は、10月19日です。
今週の木曜日、10月22日は Windows 7 / Windows Server 2008 R2 のパッケージ版の発売日です。

ボリュームライセンス契約やマイクロソフトのパートナー企業の方は、既に入手できる状態ではありますが、一般の方は今週の木曜日にようやく購入できることになります。
非常に前評判の高いOSですので、発売日に購入を予定されていらっしゃる方も多いかと思います。ただ、今使用しているハードウェアやソフトウェアが新OSに対応しているのか・・・心配ですよね?

HOSでは Windows 7 / Windows Server 2008 R2 ともに、自社製品の動作検証を進めています。
動作検証には時間がかかっていますので、検証結果の発表は今しばらくお待ちください。

 
さて、今回は帳票クリエータに含まれる「コマンドライン起動(以下 rdcコマンド)」について、ご紹介いたします。
※ なお、このrdcコマンドは旧バージョンの帳票クリエータにも用意されています

まず最初、rdcコマンドの説明を行う前に、帳票クリエータの基本的なご説明をいたします。
帳票クリエータでは、帳票生成を実行するために、以下の3つが必要となります。

  1. フォームファイル (フォームエディタにて生成)
  2. データ (データベースやCSVファイル等)
  3. 設定ファイル (データマッピングツールにて生成)

これらを生成するための基本的な流れとしては、以下の通りです。

最初に、帳票クリエータに含まれるフォームエディタにて、フォームのレイアウトを作成し、保存します。(フォームファイルが生成されます)
次に、CSVファイル等のデータをご準備ください。(データベースを参照する場合は、データマッピングツール上で設定します)
最後に、帳票クリエータに含まれるデータマッピングツールにて、フォームファイルとデータを指定し、レイアウトとデータのマッピングの設定や出力先の設定などを行い、保存します。(設定ファイルが生成されます)

実は、この設定ファイルには帳票生成を実行する際に必要な情報(フォームファイル名、データ情報、マッピング情報、出力方法等)が全て保存されます。
このため、実際に帳票生成を実行する際には、設定ファイルを指定するだけで帳票生成が実行できるという仕組みとなります。

それでは、本題のrdcコマンドのご説明です。

rdcコマンドは、帳票生成を実行するための簡単なアプリケーションです。
製品により提供形態が異なりますが、帳票クリエータ Ver.2 for .NETではEXEアプリケーション、帳票クリエータ Ver.2 for Javaではシェルスクリプトとなります。
(帳票クリエータの旧バージョンの場合は、Windows版はEXEアプリケーション、Java版はシェルスクリプトになります)

実際に帳票生成を実行する際には、このアプリケーションの引数に設定ファイルのファイルパスを指定して実行するだけで帳票が生成されます。

例えば、フォームファイルは “C:\Form1.cfx” を、データは “C:\Data.csv” を、設定ファイルは “C:\Denpyo.dcx” を使用する場合で考えてみます。
フォームファイルやデータは、データマッピングツールにより事前に設定済みで、設定ファイルに保存されているため、起動するためには “C:\Denpyo.dcx” を指定してあげるだけで良いことになります。

< 帳票クリエータ for .NET の rdcコマンド起動例 >
C:\rdc.exe C:\Denpyo.dcx
※ rdcコマンドがCドライブの直下にあることを想定しています

ちなみに、rdcコマンドではオプションパラメータにより、設定ファイルの一部の情報を変更して帳票出力を実行することも可能です。
例えば、通常はプリンタに直接出力するが、場合によりPDFに出力したいということも実現可能です。

それでは、実際にこのrdcコマンドをどのように活用するかという点について、ご紹介いたします。
 

活用方法の一例としては、運用管理ツール等から定時にrdcコマンドを起動し、帳票生成をするという方法があります。例えば、当日に必要な帳票を前日の夜間に一括で生成をしておくというシナリオが考えられます。

実際にプリンタから帳票を出力する場合では、出力枚数とプリンタの性能によっては出力するだけで相当な時間がかかる場合があります。夜間に帳票を出力しておけば、帳票が出力されるのを待つ・・・といった無駄な時間を省くことができます!
 

また、別の活用方法として、BIツールやETLツール等の後工程としてrdcコマンドを起動し、帳票生成をするという方法があります。例えば、BIツールでデータ集計を行った結果を、帳票生成するというシナリオです。
(これは、設定ファイルがデータの参照を保持しているだけであり、帳票クリエータでは帳票生成時にデータの参照を基にデータを読み込み、帳票を生成するため実現可能になります)

BIツールやETLツールでは、後工程としてアプリケーションを起動できる機能が搭載されていることが多いかと思います。この後工程として、rdcコマンドの起動を設定しておけば、データ集計/加工から帳票出力までシームレスに実行することが可能です!!
 

以上のように、rdcコマンドは他のアプリケーションと連携するためにご利用いただきやすい、帳票生成を実行するためのインターフェースです。
是非、rdcコマンドを利用して、他のアプリケーション等と連携して弊社製品をご活用ください!!!
 

# 他のアプリケーションとの連携については、次回以降にご紹介させていただきます