Javaプラットフォーム向けの帳票ツールです。
帳票の設計・開発から閲覧・印刷・運用管理までトータルでサポートします。

「シーオーリポーツ for Java Ver.2」の機能は全て含まれています。詳細はこちらをご覧ください。

前バージョンである「シーオーリポーツ 帳票クリエータ Ver.2」についてはこちらをご覧ください。

概要

設計・開発

設計・開発

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帳票レイアウトを設計するための『フォームエディタ』と、RDBやCSVなどのデータソースと帳票レイアウトのマッピングを行う『マッピングツール』の二つのGUIツールにより、効率よく帳票アプリケーションが開発できます。開発後のメンテナンスコストも大幅に減らすことができます。

運用

運用

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帳票出力エンジンは『rdcコマンド』(Java実行モジュール)、『WEB API』(webサービス)、Javaクラスライブラリを用意していますのでバッチ処理からWebアプリまで柔軟なシステム構築が可能です。

閲覧

『シーオーリポーツドキュメントファイル』(独自形式帳票ファイル)専用の閲覧・印刷アプリとして『ビュアー』を、組み込み用として『ビューコントロール』をご用意しています。スマホやタブレット、iPad用の『シーオーリポーツ ビュアー』は無償でダウンロードしてお使いいただけます。

新機能

2017/11/27 リリース Lot_016のフォームエディタに新機能を追加しました。

特長

■帳票処理の定義方法はGUIで簡単操作
出力結果を直接編集するかのように、データ項目を帳票にドラッグ&ドロップするだけで、簡単に帳票の定義ができます。

■レイアウトと処理の独立性
レイアウトの定義と、データのマッピング定義はそれぞれ独立しています。
同じレイアウトで異なるデータを出力する場合も、ビジュアルに表示されたデータをマッピングするだけでレイアウトの再利用ができます。

■プログラミングの知識は必要なし
帳票処理に必要な多くの関数を用意しています。
四則演算や合計計算は、項目を選ぶだけで定義できます。面倒な総ページ数の計算も簡単に定義できます。
レイアウトの中のレイヤ(階層)の切り替えや条件判断も定義できます。

■複雑な処理も可能
柔軟に帳票処理を実現できるスクリプトエンジンをサポートしています。
帳票処理の中で行う複雑な条件判断や演算、改ページをスクリプトで記述することができます。
オブジェクトの印字/非印字、色の変更等も行えます。

■帳票の開発、メンテナンスコストを削減
帳票の開発に高価な開発環境(IDE)やプログラミングスキルが必要ないため、開発・メンテナンスのコストを低減します。
業務ロジックと帳票処理の独立性が高まり、開発や仕様変更時の修正範囲やテスト範囲を軽減することができます。

設計・開発

フォームエディタ

フォームエディタ

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  • 操作性に優れたGUIツールで効率よく帳票を設計できます。
  • 複数の階層(レイヤ)に分けて設計ができます。罫線と出力項目を異なるレイヤに置くことで、スムーズに設計作業が行えます。
  • 既存の帳票をスキャナでイメージとして取り込んだり、Excelで作られた様式を画像として貼り付けることができます。

マッピングツール

マッピングツール

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  • 帳票項目、データ項目、処理定義、帳票プレビューを同時に操作でき、帳票の定義はもちろん、修正や変更も簡単に行えます。
  • 定義した内容で、プレビューのほか、印刷、PDF、TIFF出力ができます。
  • 同じレイアウトで異なる帳票処理を開発する場合には、設定ファイルを帳票毎に設計するだけで実現できます。

拡張明細リスト

拡張明細リスト

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従来からある明細リストはリストフィールドをベースにしているため、バーコードやイメージなどのテキスト以外のオブジェクトを配置することは出来ませんでした。
拡張明細リストでは、フォームエディタで作成できるすべてのオブジェクトを明細項目に含めることができ、繰り返し処理することが可能になっています。

複数ジョブ

複数ジョブ

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ひとつの設定ファイル中で複数のジョブを定義できます。
PDFに出力しながらシーオーリポーツ ビューコントロールでプレビューしたり、複数のプリンタに同時に出力したり、といったことが可能になりました。
また WEB API / rdc では、あらかじめ定義しておいた複数のジョブから選択したジョブのみを実行するオプションが追加され、条件によって圧縮形式を切り替えるなどの用途にも使えるようになりました。

外部アプリケーションとの連携

外部アプリケーションとの連携

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出力した帳票ファイルの帳票管理サーバへの登録や、FTP送信機能が標準で用意されました。
また、従来からあったメール機能も強化され、SMTP認証、暗号化にも対応しました。
WEB APIがJSONP対応したことにより、Ajaxアプリケーションでのクロスドメイン呼び出しも行えるようになりました。

運用

帳票クリエータ

フォームエディタ、マッピングツールで定義された情報を元に、定期的な帳票出力や対話型の帳票処理を構築できます。
実際に帳票を作成する帳票クリエータは環境に合わせて利用可能な複数のコンポーネントを用意しています。

rdcコマンド

rdcコマンドとは、コンソールやバッチファイル/シェルスクリプトで帳票クリエータを利用するためのシンプルなアプリケーションです。
このアプリケーションを利用することにより、ノンプログラミングでドキュメント生成やプリンタ出力を行うことができます。

WEB API

WEB APIとは、webサービスで帳票クリエータを利用するためのシンプルなAPIを提供するモジュールです。
このモジュールを利用することにより、サーバ上にある帳票クリエータに対しクライアントのプログラムからドキュメント生成やプリンタ出力を行うことができます。

Javaクラスライブラリ

ビュアー&ビューコントロール

ビュアー

  • 帳票に特化した軽快なプレビュー機能を提供します。

ビューコントロール

  • アプリケーションにプレビュー画面やプリンタ制御機能を組み込むことができます。
  • プレビュー用モジュールのクライアントへの自動ダウンロード・インストールができます。
  • webアプリケーションでプレビューなしでの直接プリンタ出力ができます。

動作環境

  • 仮想化環境を含む、特定の環境についての動作保証およびサポートをしておりません。実マシン・仮想化環境に関係なく、シーオーリポーツをご利用中に何らかの問題が発生した場合、それが弊社環境でも再現されるものであれば、調査・対応をさせていただきます。

クラウドサービス

各クラウドサービスへの対応状況です。

マッピングツール

OS
  • Windows Server 2008
  • Windows 7
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows 8.1
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows 10
  • Windows Server 2016
フレームワーク
  • .NET Framework 3.5
  • .NET Framework 4.5.2
  • .NET Framework 4.6
  • .NET Framework 4.6.1
  • .NET Framework 4.6.2
  • .NET Framework 4.7
Java
  • Java 6
  • Java 7
  • Java 8
  • Java 9

DocCreatorライブラリ/描画ライブラリ

Java
  • JDK 6
  • JDK 7
  • JDK 8
  • JDK 9
  • JDK 11

rdcコマンド/WEB API

Java
  • JRE 6
  • JRE 7
  • JRE 8
  • JRE 9
  • JRE 11

描画ライブラリJNIモジュールDLL

OS
  • Windows 7
  • Windows 8.1
  • Windows 10
  • Windows Server 2008
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2016

機能比較表

マニュアル

シーオーリポーツ 帳票クリエータ Ver.3 for Java 製品版に含まれるマニュアルをご覧いただけます。
マニュアルは、ユーザサポートページ内参考資料ページにございます。

ライセンス体系

ライセンスは各製品固有のライセンスです。
ダウングレード、または別製品のライセンスとしてお使いいただくことはできません。

各ライセンスには、1年間のテクニカルサポートが含まれています。
2年目以降にテクニカルサポートを利用するには、同ライセンスの「テクニカルサポート」をご購入ください。

ライセンスをユーザサポートページで「製品登録」することで、そのライセンスを使用できるようになります。

開発者ライセンス

印刷、プレビューのみを行う利用者向けに、システム構築を行う開発者用のライセンスです。
開発者お一人につき1ライセンスが必要です。
フォームエディタ、マッピングツールの他、rdcコマンド、Web API、Javaクラスライブラリ、外字ツール、詳細なAPIのマニュアル等を含みます。
また本ライセンスで、テスト用サーバに対しモジュールをインストールして使用することができます。

サーバライセンス

webサーバや帳票生成のためのサーバに帳票クリエータをインストールする場合のライセンスです。
CPU/コアの数を問わず、インストールするサーバOS毎にライセンスが必要です。
ただし、帳票クリエータを負荷分散構成や冗長構成で運用する場合、構成内の他のサーバへインストールするライセンスは無償となります。

ランタイムライセンス

帳票クリエータをスタンドアロンのPCにインストールする場合のライセンスです。
インストールするOS毎にライセンスが必要です。