「シーオーリポーツ 帳票クリエータ Ver.2」は.NET FrameworkとJavaに対応したノンプログラム型の帳票ツールです。

Compatible with Windows 7前バージョンである「シーオーリポーツ 帳票クリエータ Windows版」および「シーオーリポーツ 帳票クリエータ Java版」についてはこちらをご覧ください。

製品概要

帳票処理は、今や普及期に入ったクラウドコンピューティングにおいて、自律的に動作することが求められます。帳票処理の開発やメンテナンスは、ビジネスロジックやデータベースと連携しつつ、互いの仕様変更に影響しない、影響されないことが重要といえます。

帳票クリエータVer.2は、帳票処理に必要な条件判断や計算処理をスクリプトで記述できるようになりました。また、運用環境のモジュールとしてPure Javaと .NETネイティブの2系統をサポートすることで、64bit OSを含む様々なプラットフォームでご利用いただけるようになりました。さらに、Web API、コマンドライン起動のサポート強化により、様々な運用形態へ適合するとともに他システムとの連携力が高まりました。

特長

帳票処理の定義をGUIのみで実現

■帳票処理の定義方法はGUIで簡単操作
出力結果を直接編集するかのように、データ項目を帳票にドラッグ&ドロップするだけで、簡単に帳票の定義ができます。

■レイアウトと処理の独立性
レイアウトの定義と、データのマッピング定義はそれぞれ独立しています。
同じレイアウトで異なるデータを出力する場合も、ビジュアルに表示されたデータをマッピングするだけでレイアウトの再利用ができます。

ドラッグ&ドロップで簡単設定(クリックして拡大)

ドラッグ&ドロップで簡単設定(クリックして拡大)

データの設定方向を指定(クリックして拡大)

データの設定方向を指定(クリックして拡大)

書式の設定(クリックして拡大)

書式の設定(クリックして拡大)

帳票処理に必要な多くの関数を用意

■必要な関数を選ぶだけ
四則演算や合計計算は、項目を選ぶだけで定義できます。面倒な総ページ数の計算も簡単に定義できます。
■印刷動作も関数で提供
レイアウトの中のレイヤ(階層)の切り替えや条件判断も定義できます。

関数の設定(クリックして拡大)

関数の設定(クリックして拡大)

複雑な帳票処理の開発にコンパイルもビルドも必要なし

■柔軟に帳票処理を実現できるスクリプトエンジンをサポート
帳票処理の中で行う複雑な条件判断や演算、改ページをスクリプトで記述することができます。
オブジェクトの印字/非印字、色の変更等も行えます。

■帳票の開発、メンテナンスコストを削減
帳票の開発に高価な開発環境(IDE)は不要で、開発/メンテナンスのコストを低減します。
業務ロジックと帳票処理の独立性が高まり、開発や仕様変更時の修正範囲やテスト範囲を軽減することができます。

■複数データソースをひとつの帳票に出力
ひとつの帳票でありながら明細はデータベースから、表題はCSVから印刷する場合等にも対応できます。

スクリプトの記述(クリックして拡大)

スクリプトの記述(クリックして拡大)

メール機能の強化

複数のメール設定を用意し、エラー時と成功時で送信内容を変えたり等が出来るようになりました。スクリプティングにも対応し、メール本文に日付や送り先の担当者名を埋め込んだりもできます。
メールのエンコーディング指定、BCCの指定も可能になりました。

メール機能の強化(クリックして拡大)

メール機能の強化(クリックして拡大)

帳票設計

フォームエディタ

“Officeライク”なフォームエディタの帳票設計画面

  • 操作性に優れたGUIツールで効率よく帳票を設計できます。
  • 複数の階層(レイヤ)に分けて設計ができます。罫線と出力項目を異なるレイヤに置くことで、スムーズに設計作業が行えます。
  • 既存の帳票をスキャナでイメージとして取り込んだり、Excelで作られた様式を画像として貼り付けることができます。

マッピングツール

  • 帳票項目、データ項目、処理定義、帳票プレビューを同時に操作でき、帳票の定義はもちろん、修正や変更も簡単に行えます。
  • 定義した内容で、プレビューのほか、印刷、PDF、TIFF出力ができます。
  • 同じレイアウトで異なる帳票処理を開発する場合には、設定ファイルを帳票毎に設計するだけで実現できます。
新しくなったマッピングツール(クリックして拡大)

新しくなったマッピングツール(クリックして拡大)

マッピングツールでのプレビュー(クリックして拡大)

マッピングツールでのプレビュー(クリックして拡大)

運用

帳票クリエータ

フォームエディタ、マッピングツールで定義された情報を元に、定期的な帳票出力や対話型の帳票処理を構築できます。
実際に帳票を作成する帳票クリエータは環境に合わせて利用可能な複数のコンポーネントを用意しています。

・rdcコマンド

rdcコマンドとは、コンソールやバッチファイル/シェルスクリプトで帳票クリエータを利用するためのシンプルなアプリケーションです。このアプリケーションを利用することにより、ノンプログラミングでドキュメント生成やプリンタ出力を行うことができます。

・WEB API

WEB APIとは、webサービスで帳票クリエータを利用するためのシンプルなAPIを提供するモジュールです。このモジュールを利用することにより、サーバ上にある帳票クリエータに対しクライアントのプログラムからドキュメント生成やプリンタ出力を行うことができます。

・ Javaクラスライブラリ

・ webサービス

旧製品ではIISのISAPI拡張DLLとして用意されていた、ウェブ経由で帳票クリエータを使用する機能は、新たにwebサービスとして生まれ変わりました。

・ .NETコンポーネント

ビュアー & ビューコントロール

ビュアー

  • 帳票に特化した軽快なプレビュー機能を提供します。

ビューコントロール

  • アプリケーションにプレビュー画面やプリンタ制御機能を組み込むことができます。
  • プレビュー用モジュールのクライアントへの自動ダウンロード・インストールができます。
  • webアプリケーションでプレビューなしでの直接プリンタ出力ができます。

動作環境

提供元のサポートが終了した製品は、「製品名」のように表示しております。

フォームエディタ

OS
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
  • Windows 7
  • Windows Server 2008 R2

データマッピングツール

OS
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
  • Windows 7
  • Windows Server 2008 R2
フレームワーク
  • .NET Framework 2.0
  • .NET Framework 3.0
  • .NET Framework 3.5
  • .NET Framework 4
Java(for Java 利用時)
  • Java 6 以上

for .NET

フレームワーク
  • .NET Framework 2.0
  • .NET Framework 3.0
  • .NET Framework 3.5
  • .NET Framework 4
OS
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
  • Windows 7
  • Windows Server 2008 R2

for Java

Java
  • JDK6
  • JDK7
OS
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
  • Windows 7

for Java 描画ライブラリJNIモジュールDLL/ビュアー/ビューコントロール

OS
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
  • Windows 7

マニュアル

シーオーリポーツ 帳票クリエータ Ver.2 製品版に含まれるマニュアルをご覧いただけます。
マニュアルは、ユーザサポートページ内参考資料ページにございます。

ライセンス体系

開発キット

開発時に必要となる製品です。
帳票システムの構築等を行う方のための製品で、フォームエディタ・マッピングツールの他に、API・コマンドラインインタフェース、外字ツール等が含まれています。
開発者お一人につき1ライセンスが必要です。

編集キット

開発時にフォームエディタ・マッピングツールのみを使用する方のための製品です。
帳票レイアウトの作成やデータセットを定義する方が、プログラムを作成される方と別である場合はこちらをご利用ください。
開発者お一人につき1ライセンスが必要です。
【for .NET】【for Java】のどちらのフォームファイル・設定ファイルも作成することができます。

サーバライセンス

webサーバ等、帳票クリエータがインストールされているコンピュータに対して、他のPCの処理や他のPCの利用者から要求を出し、帳票クリエータを利用する、またはサーバOSで使用する場合のライセンスです。
物理サーバおよび仮想マシンにインストールする本数が必要です。
要求を行なうPCや利用者の数に非依存です。
なお、開発時のテスト用サーバや運用時の予備サーバの分もライセンスが必要となります。
【for .NET】開発キットで作成したアプリケーションを動作させるには【for .NET】のサーバライセンス、【for Java】開発キットで作成したアプリケーションの場合は【for Java】のサーバライセンスが必要です。

ランタイムライセンス

クライアント/サーバ環境での運用時に必要となります。
クライアント側で帳票を生成する際に必要なライセンスです。
クライアント1台につき1ライセンスとなります。ただしご購入は5ライセンス単位とさせていただいております。
なお、サーバライセンスにアクセスするためのライセンスではなく、各々のPCに帳票クリエータをインストールする場合のライセンスです。
【for .NET】用のみのライセンスです。

ライセンスは 帳票クリエータ Ver.2 固有のライセンスです。ダウングレード、または別製品のライセンスとしてお使いいただくことはできません。