ユーザが定義した設定ファイルを元に帳票フォームとデータソースをマージし、 帳票(ドキュメントファイル)を作成します。 帳票クリエータをご使用の際はプログラムの作成が不要なため、開発コストを大幅に削減することができます。

製品の種類

製品名 概要
編集キット フォームエディタ、データマッピングツール、それぞれ1ライセンスを同梱したパッケージ。
帳票のレイアウトを定義し、出力するデータを定義できる。対話形式でプレビュー、印刷、PDF出力ができる。
データ形式は、RDB(ODBC経由)、XML、CSV、固定長に対応。
開発キット 印刷、プレビューのみを行う利用者向けに、システム構築を行う開発者用ライセンス。
フォームエディタ、データマッピングツールの他、ISAPIインタフェース、コマンドラインインタフェース、外字ツール、詳細なAPIのマニュアル等を含む。
利用者向けのビュアー、ビューコントロールが含まれており、これらの配布ライセンスは無償。
サーバライセンス 帳票クリエータがインストールされているコンピュータに対して、他のPCの処理や他のPCの利用者から要求を出し、帳票クリエータを利用する場合のライセンス。
要求を行うPCや利用者の数に非依存。
ランタイムライセンス(5本組~) 帳票クリエータをスタンドアロンのPCや、クライアント/サーバのクライアント側のPCにインストールする場合に、各PCに必要となるライセンス。
FAX送信オプション
(メガソフト STARFAX Engine)
特定ハードウェアに依存せず汎用FAXモデムを使用するためメンテナンス性に優れ、多回線化など回線数の増減にも柔軟に対応できる 。

構成

フォームエディタ

“Officeライク”なフォームエディタの帳票設計画面

帳票レイアウトを作成するためのグラフィックエディタです。

マウス操作で帳票設計を簡単に行なうことができます。

多彩な描画機能を持ち、グラフィックツールのような操作性により帳票レイアウト作成を簡単に行なうことができます。

データマッピングツール

・データマッピングツールは、帳票項目、データソースの項目、処理定義、帳票プレビューを同時に操作でき、帳票処理開発はもちろん、メンテナンス工数も大幅に削減できます。

・データマッピングツールで定義された情報はXML形式の独立したファイル(設定ファイル)となります。

・同じレイアウトで異なる帳票処理を開発する場合には、設定ファイルを帳票毎に設計するだけで実現できます。

・設定ファイルは、XML形式のため、ユーザアプリケーションから動的に書き換えるなど、高度な運用方法を実現できます。

帳票クリエータ(コンポーネント)

実際に帳票を作成する帳票クリエータは環境に合わせて利用可能な複数のコンポーネントを用意しています。

コマンドラインインターフェース

コマンドラインインタフェース(RDC)とはデータマッピングツールで作成された設定ファイルを帳票クリエータに読み込ませて、ドキュメント生成やプリンタ出力を自動的に行なうアプリケーションです。 このアプリケーションを使用することにより、ノンプログラミングで帳票クリエータを呼び出すことができます。 RDC は、画面を持たないコマンドラインアプリケーションです。

・ ISAPI DLL

ISAPI(Internet Server Application Programming Interface)拡張 DLL である DocCreator.dll を IIS(Internet Information Services)に組み込むことにより、 Web 上にてクライアントからの要求を元にドキュメントを作成し、応答を返すことができます。 帳票クリエータ は仮想ディレクトリからアクセス可能な場所に置きます。

・ Javaクラスライブラリ

・ webサービス

・ Windowsサービス

FAX送信オプション

FAX 送信オプションはメガソフト株式会社のFAXサーバ構築ソフト「STARFAX Engine」を利用します。
「STARFAX Engine」はWindowsのサービスモードで動作し、ファイルの入出力だけで完全制御可能、追加オプションなしで4回線までコントロールできます。

主な機能

丁合機能

複数の帳票フォームを定義し、繰り返し出力させることができます。指定の条件式により、帳票フォームの切り替えが行なわれます。条件式には以下を指定することができます。

1.1ページあたりの行数を超えた時、及びキーブレイク時に切り替え(*1)

2.1ページあたりの行数を超えた時、及びキーブレイク時に切り替え(Nフォーム(*2)を繰り返し使用)

3.キーブレイク時に切り替え

4.キーブレイク時に切り替え(Nフォームを繰り返し使用)

5.リストデータ1レコード毎に切り替え

6.リストデータ1レコード毎に切り替え(Nフォームを繰り返し使用)

(注)

*1 リストにおいて、キーブレイクとして指定されたカラムデータが変化したとき

*2 Nは任意の数

セキュリティ機能

セキュリティ機能によって、文書の閲覧、印刷といった操作の権限に対して制限を付加した独自形式ファイルの出力を行なうことができます。
第三者による不正アクセスを防止することができます。

外字の埋め込み

帳票クリエータ 開発キットには、外字抽出ツールが付属されています。
市販の外字フォントやWindows外字エディタ等で作成した外字ファイルを読み込み、印刷・ドキュメントファイルへの外字を出力することができます。
弊社独自の外字埋め込みの機能により、外字を出力したドキュメントファイル・PDFファイルを、外字の登録されていないPCに配布した場合も外字が表示されます。

フォームオフセット指定

帳票フォームの縦、横のオフセットの指定ができるため、プリンタごとに微調整を行なうことも可能です。

レイヤ操作

レイヤの順序変更、表示・非表示の切替え、透過・不透過の切替え、 背景色の変更が可能です。

伏字文字の設定

マージデータの一部を伏字に変更して出力することが可能です。

メール配信機能

設定ファイル内にメールアドレスを記述しておくことで帳票クリエータで生成した帳票を自動的にメール配信することができます。さらに、件名や本文の記述も可能です。

データとの接続

BIツール連携

BIツールで抽出したデータ(CSV/XML)を、帳票クリエータを使用して印刷を行なう方式。

メインフレームのデータをオープン系の帳票処理で印刷する場合にも有効な方法です。

一時的な帳票をプログラムを作成せずに対応

ODBC接続

帳票クリエータからODBC経由でRDBに接続し印刷を行なう方式。

開発時の生産性、メンテナンス性が高い

APIによる帳票処理

帳票クリエータのAPIを使用した方式。データソースへのアクセスはアプリケーションが行ない、APIを使用して帳票上にデータを転送する方式。

※APIを使用する場合は、開発キットが必要です。

柔軟性に富んだ帳票処理の開発

システム構築例

マニュアル

シーオーリポーツ 帳票クリエータ 製品版に含まれるマニュアルをご覧いただけます。
マニュアルは、ユーザサポートページ内参考資料ページにございます。
ユーザサポートページはこちら(ログインが必要です)

  1. ユーザ登録がお済みでない場合は、ユーザ登録を行ないアカウントを作成してください。
  2. アカウントに対してパスワードが発行されます。
  3. アカウント・パスワードを用いてユーザサポートページにログインしてください。
  4. 「参考資料ページ」へお進みください。

必要システム

提供元のサポートが終了した製品は、「製品名」のように表示しております。

製品名 動作環境(※32bitのみ対応) 開発言語等
編集キット Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
.NET Framework 1.1
.NET Framework 2.0
.NET Framework 3.0
.NET Framework 3.5
開発キット Windows版 Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
.NET Framework 1.1
.NET Framework 2.0
.NET Framework 3.0
.NET Framework 3.5
Visual Studio .NET 2003 日本語版
Visual Studio 2005 日本語版
Visual Studio 2008 日本語版
Java版 J2SE 1.4以上、J2EE 1.4
サーバ
ライセンス
Windows版 Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
.NET Framework 1.1
.NET Framework 2.0
.NET Framework 3.0
.NET Framework 3.5
Java版 J2SE 1.4以上、J2EE 1.4
ランタイムライセンス
(5本組~)
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows Server 2008
.NET Framework 1.1
.NET Framework 2.0
.NET Framework 3.0
.NET Framework 3.5