CapsLockキーの必要性
こんにちは、開発部のKMです。
PCを使っていると「これ必要ある?」と度々思う機能があります。それはキーボードのCapsLockキーです。うっかり押してしまって半角/全角が切り替わったり、すべて大文字で入力されてしまったりすると、ついイラッとします。PCゲーマーの方なら経験があるかもしれませんが、CapsLockがオンになっていると入力を受け付けなくなるゲームもあるんですよね。仕事中でも趣味の最中でも、ことごとく邪魔してくる存在…。そんなキーがよりによってShiftとTabの間という「一等地」に居座っているのはなぜなのでしょうか?
その理由は、キーボードの原型であるタイプライターにあるようです。タイプライターでは、大文字入力をするには現在のCapsLockキー、小文字入力をするには左Shiftキーで切り替える必要がありました。その後、現在と同じように「Shift+文字キー」で大文字を打てるように変化しましたが、当時のタイプライターはキーの押し込みに力が必要でした。そのため、記事タイトルなどで大文字を連続して使うときには、CapsLock+Shiftでの固定入力が重宝されたそうです。
こうして調べてみると、普段は邪魔者扱いしているキーにも、ちゃんと役割があったのだなと実感しました。タイプライターの時代に大文字/小文字の切り替え方法が進化してきたように、本当に不要であれば、あるいはもっと良い方法が見つかれば、配置や機能は変えられていたはずです。
自分と同じように「CapsLockは邪魔だ」と思う人がいる一方で、今も必要としている人がいるからこそ、このキーは”あの場所”に居座り続けているのかもしれません。
もっとも、「CapsLock」の検索候補を見る限り、CapsLockキーに対して好印象を持つのは少数のようですが…