外でのお話(3)

受託開発担当のRyuです。
前回からの続きです。

前回のプロジェクト終了後またもや出先の会社から、是非君にやってもらいたい仕事があるということで別のプロジェクトに携わることになりました。

そこで任された仕事は6日間でとあるモジュールの実装を行うというものでした。
日数が微妙に減りましたが、いつもの事ともう慣れたものです。
難易度を見るに普段なら1ヶ月かけても足りないくらいでしたが、仕方がありません。
今回は引継だそうで仕様書もあるし、実装も半分くらい終わっているというので少しは楽が出来そうです。

いざ初めて見ると既存のコードが読めません。
どう頭を捻って仕様書とどれだけ見比べても私の頭では解読不能です。
1日悩んで何も進展がないためこのままでは間に合わないと考え、仕方なく1からコードを書く決断をしました。
さて1から始めようと仕様書と要件定義を見ていると、現在の仕様では要件を満たせていないことが判明しました。
仕方なく仕様書を直そうとしたのですが、どうやら詳細に見ていくに現在の仕様書では根本から作りを変えなければならないことが解りました。
そもそもの要件の難易度が非常に高く、正確なものを作るために今でも色々な場所で研究が続けられているのです。
1ヶ月くらいで作られた仕様書が少々間違っていても仕方ないことです。
仕様書は使えなくなってしまいましたが納期は待ってくれません。
もう仕様書は後からでもよいということで、考えながらコードを書いていきます。
寝ているとき以外常にどうすれば要件を満たせるのかを考える日々です。
結局上流工程でトラブルが発生したため納期が伸び、なんとか稚拙なものでありながら要件を満たせるものを完成させることができました。

人間その気になればなんとかなるもんだなぁと思いました。